学習機能の実現『試紡レス』『安定紡出』の強化
高速運転時にも高い粗糸品質が確保できる高速対応型フライヤを採用。本体はチューブとフライヤの一体鋳造型で、粗糸出口とプレッサーが直結しているため、高速時に発生する空気流の悪影響もなく、風綿の付着や粗糸のからみもありません。
データベースによる篠径増加量の自動算出機能に加え、新たに、継続的に蓄積される運転データから実際の篠径増加量を逐次予測・修正する制御を追加。これにより、さらに精度の高い条件決定を実現。試験紡出することなく常に最適テンションで最良パッケージを提供します。また、データベース自身も実際の紡出に合わせ自動修正。この学習機能によって使えば使うほどより安定した紡出が可能となります。
マイコンが満管停止前にボビンレールの反転位置を自動調整するため、巻き尻の定位置止めと粗糸の定長巻きが同時に実現。設定長に対し実際に巻き取る粗糸の長さが±1mの範囲に収まるため、歩留りが向上します。これにより、オペレータは粗糸の長さと停止位置をあらかじめインプットするだけで、自動的に定長・定位置